京都の乾物店「おだしのうね乃」が伝授するかつおだしの取り方
年末年始の特別なだしを取ろう!
年末年始が近づくと、おせちやお雑煮など、家族と過ごす特別な料理が多くなりますよね。
そんな時に欠かせないのが、しっかりした旨味を引き出してくれる「だし」!普段、かつお節からだしを取るのは少しハードルが高く感じてしまう方も多いかもしれませんが、京都の乾物店「おだしのうね乃」が教えてくれるかつおだしの取り方を学んで、ぜひ新年を迎える準備をしてみましょう。
私も挑戦してみたいと思いました!
基本のかつおだしの取り方
まず、かつおだしを取るときの基本的な材料は、水(または昆布だし)と花かつお。
水は1リットルが目安です。
特に、だしを取る際には「軟水」が好まれます。
日本の多くの地域では水道水が軟水ですが、調理する地域によっては硬度が異なる場合があるので、ちょっと注意が必要です。
特に硬度が高い地域では、一度沸騰したお湯を冷ました水を使うのがオススメ。
これって、意外と知らないポイントですよね!
だしを取る際のポイント
かつおだしを取る際の大事なポイントは、沸騰直前に鰹節を一気に投入し、すぐに火を止めること。
これが一番だしを濃厚にするコツなんです。
でも、ここで注意したいのが、かつお節を煮込まないこと。
煮込んでしまうと、渋みが出てしまう可能性があります。
でも、もし渋みが出てしまった場合でも、煮物などの濃い味付けの料理に使えば、全く問題ありません!この失敗からも学ぶことがたくさんありますね。
濁りに注意!でも美味しさは変わらず
次に、かつお節が水面に沈むまで1~2分待ちます。
この時にかつお節に触れないことが大切!触ることでだしが濁りやすくなりますが、心配しないでください。
濁りが出ても味には大きな影響はないんです。
濁りは、かつお節から溶け出したたんぱく質が原因。
私たちが気にしがちな「見た目」よりも、味にフォーカスするのが大切なんですね。
簡単・手軽で美味しいだしを楽しもう!
最後に、濾す作業では破れにくいキッチンペーパーを使って、鍋の中身をこします。
すると、あっという間にかつおの一番だしが完成!利用方法として、もし手間を減らしたいと感じたら、火を止めた後に鍋を菜箸で混ぜてみてください。
すると、かつお節が塊になり、すぐに引き上げることができるんです。
これなら手軽にだしが取れて、美味しい料理が楽しめそうですね。
ぜひこのお正月には、自分で取っただしを使って美味しい料理を作ってみてください。
家族みんなが笑顔になること間違いなしです!今年の年末年始は、上質なだしを楽しみながら、心温まる料理に囲まれたひとときを過ごしましょう。