息子が肺炎で入院した母の体験
保育園生活と息子の体調不良
「最初の保育園生活、きっと楽しいだろうな!」と期待を胸に息子を送り出したのに、少しずつ体調を崩し始める姿を見るのは心苦しいものでした。
暖かい日差しの中、元気にはしゃいでいたはずの息子が、日が経つにつれて冴えない顔をしていると、母としての不安が募ります。
ついに保育園から電話があり、呼び出されると、その瞬間、母は心臓がドキッとするんです。
「あれ?またか…」という言葉が頭をよぎりますが、急いで迎えに行くと、思いのほか元気な姿を見てほっと一息。
しかし、安心できるのも束の間、翌日にも再びの連絡。
おそらく初めての「幼稚園病」?という洗礼を受けた瞬間、親としての苦悩を感じ始めました。
食欲不振に葛藤
予想以上に息子の風邪がこじれてしまい、食欲も失ってしまいました。
普段大好きなバナナやヨーグルトも、この日はまったく口にせず…。
そんな姿を見ると、やっぱり心が痛むんです。
「何を食べさせてあげればいいのか」と思考がぐるぐる回り、子供のためにと最善を尽くしたい気持ちが行き場を失ってしまう瞬間も。
消化が良くて、ビタミンを豊富に含むレシピを考えながら、「食べてくれるかな…?」と不安を抱きつつ、少しでも栄養をとってもらえるよう工夫しました。
それが時に母の奮闘となり、息子の小さな口に食べ物が運ばれる瞬間は、ホッと一息つける時間でした。
突然の入院、予想外の展開
しかし、そんな日々が続いたある日、息子が重い咳をして、次第に容体が悪化。
まさかの入院という事態が待っていました。
「何が起こったの?どうしてこんな事に…」と混乱しながら息子を小児科に連れて行くと、咳がマイコプラズマ肺炎と診断され、入院が決定。
「そんな…初めて病院のベッドで寝かせるなんて」と、不安と焦りで胸がいっぱいになる中、管理された環境の中で息子がたくさんの管に繋がれている様子を見るのは、とても辛いことでした。
それでも、彼が回復して笑顔を取り戻すことを信じようと心に誓いました。
母の付き添い入院での思い
息子の入院生活が始まってから、母として付き添うことになりました。
病院の冷たい雰囲気と、誰もが分かる安心感の中で、息子のそばにいる時は彼の小さな手を握りしめ、「大丈夫、ママがいるよ」と声をかけることが精一杯でした。
毎日、不安な気持ちと隣り合わせで、どうすれば息子が少しでも楽になれるかと考える時間が続きました。
入院中の過酷さについて数々の情報を得ることで、母の使命としてできることを模索しました。
息子が元気になれるよう、側で見守り続けたことが彼への最大のサポートだと思いました。
振り返って思うこと
結局、息子は元気を取り戻し、無事退院できました。
帰る頃には、彼の明るい笑顔が見られて、母は心から安心しました。
普段は母としての愛情が溢れて、日常生活の中で「小さな幸せ」を感じていましたが、今回の入院生活を通じて「命の大切さ」を再確認することができ、感謝の気持ちで一杯です。
子どもが元気でいることは、親にとって最も大切なこと。
これからも息子の成長を、見守り、支えていく日々が続くことを願っています。