バスラーメンの魅力と始まり
16年前、足利市に誕生したバスラーメン「みちのく屋台津軽ラーメン」。 青森県出身の夫婦が営むこの店は、どんな魅力があるのか?
夫婦の出会いと夢
23歳で宇都宮のバス会社に就職した小倉さん。そこで出会ったのは、バスガールだった妻・幸子さん。 そして33歳で夫婦で居酒屋をオープン。しかし、事業拡大の末に倒産。残ったのは譲り受けたバスだけだった。
バスラーメンの誕生
街で見かけたバスラーメンをきっかけに、小倉さん夫婦はバスを改装し、16年前に「みちのく屋台津軽ラーメン」をオープン。毎週月曜日はラーメンを220円で販売し、その噂が広まり、今も220円を守り続けている。
バスで仕込むこだわりのスープ
バスの隣のコンテナが調理場。朝8時半から仕込みを始める。スープのこだわりは、イワシの煮干を細かく砕くこと。煮干しや鶏ガラを使い、約4時間かけて丁寧に煮込む。魚粉を隠し味に加え、その独自の風味が人気だ。
レトロな店のあり方
小倉さん夫婦は、客との距離が近く、毎日が楽しい。これが本当のレトロな店のあり方だと語る。料理の中には居酒屋経験を生かした海鮮料理も。
魚走の軽トラックで魚介の新しい販売スタイル
神奈川県横浜市で走る軽トラック「魚走」。店主の藤崎さんが4年前から始めたこの新しい魚介の販売スタイルは、どのような取り組みなのか?
魚走の始まり
大学卒業後、スーパーの鮮魚課で働いた藤崎さんは、27歳で独立。大学時代の仲卸から良質な魚を安く仕入れ、対面販売に魅力を感じた。
顧客との対話と魚の情報
週4日、横浜市や川崎市で対面販売を行う「魚走」。軽トラックの冷蔵ケースには約50種類の魚介が揃う。藤崎さんは、お客さんとの対話を大切にし、魚の新鮮な情報を提供している。
SNSでの予約注文も可能
海鮮丼用の魚介セットやマグロの刺し身、さらには特価商品まで、軽トラックから購入できる。SNSでの予約注文も受け付けており、日によってはお得な商品も登場する。
喜びを感じる日々
売上は平均で約7万円。一人ひとりの客が喜ぶ姿を見るのがやりがいという藤崎さん。大学時代の仲卸のつながりを生かし、質と鮮度にこだわり続けている。