テレビ朝日の「じゅん散歩」で、巣鴨地蔵通り商店街のグルメスポットとして取り上げられた「みずのの元祖塩大福」についての情報です。この巣鴨名物の塩大福は、昭和の時代から全国で人気を博し、テレビや雑誌などでも取材されています。
「みずのの元祖塩大福:巣鴨名物の歴史と風味」
みずのは、昭和12年に水野龍吉によって創業されました。龍吉は大正9年に12歳で菓子職人の道に入り、修業を経て巣鴨駅前で独立しました。戦争の影響で休店を余儀なくされましたが、昭和22年に現在の場所で再開しました。元祖塩大福は、龍吉の一念から生まれた巣鴨名物で、町おこしの一環として考案されました。
二代目の三郎は、戦後直後に塩製造の経験を活かし、地元の「塩あんびん餅」を参考にしながら、巣鴨独自の風味を持つ大福餅を試行錯誤の末に開発しました。塩は心を清める存在とされ、参拝土産にふさわしい「塩大福」と名付けられました。発売当初は他の菓子に比べて甘みが控えめでしたが、時代が変わり、ほどよい甘さが好まれるようになり、昭和50年代には巣鴨名物として多くの人に支持される存在となりました。
この巣鴨の名物「塩大福」は、昭和の時代から新聞、テレビ、雑誌などで紹介され、多くの人々に愛されています。