シニアのための“頑張らない”食生活
おいしい食事が心と体を支える
年齢を重ねるにつれ、料理をすることが少し億劫に感じることが多いのではないでしょうか。特に独り暮らしになると、一人分の食事を作るのも手間がかかりますよね。
そんな皆さんに朗報です!料理研究家である村上祥子さんが提案するのは、「頑張らない食生活」。
村上さん自身、82歳を迎えた今でも「ちゃんと食べてちゃんと生きる」という理念を持っており、その姿勢には励まされます。
おいしい食事を通じて、心も体も元気を保ちたいですね。
必要な栄養をバランスよくたっぷりと
村上さんは、食事の基本を「赤・黄・緑」の3色で考えています。「赤」はタンパク質のもとになる肉や魚、「黄」はエネルギー源となる炭水化物、そして「緑」はビタミン豊富な野菜です。
この3色を意識することで、栄養のバランスが整います。
「年を取ると肉をあまり食べなくなる」との悩みを持つ方も多いですが、村上さんは「タンパク質が非常に大切」と強調しています。
新陳代謝を維持するためにも、食事に工夫を凝らしながらタンパク質を摂取することが重要です!
市販の食材を賢く活用しよう
村上さんは、料理研究家でありながら、あえて「料理しなければと思い込まないでほしい」と語ります。今やスーパーやコンビニには、栄養バランスの優れた美味しい弁当がたくさん並んでいます! 外出が難しい場合でも、簡単に食事を楽しむことが可能です。
ただし、気をつけたいのは、足りない栄養素。
例えば、「緑」が不足していると思ったら、野菜を使った惣菜をプラスするだけで、栄養のバランスがぐっと良くなります。
簡単!電子レンジでおいしい調理法
さらに、村上さんは「他の調理法でもっと工夫できる」と言います。市販の煮物が濃い味付けになっている場合でも、水を加えて電子レンジで加熱することでマイルドに仕上げることができます。
このちょっとした手間が、食事をより美味しく、健康的にしますよね。
冷蔵庫にある野菜を加えることで、塩分を抑えながら栄養価も高めることができるなんて、嬉しい工夫です!
心に寄り添う料理を楽しもう
「頑張らない食生活」を実践することで、料理へのハードルが下がります。料理が面倒と感じる方にも、少しずつ楽しさを取り入れてほしいものです。
村上さんの考え方に触れ、料理をもっと身近なものとして楽しむことで、毎日の食事が気軽に、そして楽しいひとときになります。
バランスの取れた食事を通じて、自分自身の健康を大切にしましょう。
心と体を温める、美味しい食事の時間が待っていますよ!