カズレーザーと学ぶ 冬こそ睡眠の質改善!秘訣はリビングにあり
眠りの重要性と日本の睡眠事情
日本では成人の5人に1人が睡眠の悩みを抱え、平均睡眠時間は先進国で最低水準の6時間18分と言われています。睡眠の質を向上させるためには、リビングの環境も見直す必要があります。睡眠研究の権威である柳沢正史教授によれば、これまでの常識が変わり、新しい睡眠法が提案されています。
柳沢教授による5つの新常識
1. 寝室だけでなくリビングの明るさにも注意
睡眠の質を高めるためには、部屋を暗くし、静かに保ち、温度湿度を快適に保つことが大切です。特に日本人の生活様式では、リビング・ダイニングの明るさに注意が必要です。日本の家は明るすぎるため、海外のホテルのような暗さがちょうど良いとされています。
2. 眠くないときにベッドに入らない
睡眠衛生の基本である、「眠くなってからベッドに入る」という原則を守りましょう。無理に寝室に入ることは逆効果であり、眠気が来るまで待つことが良いです。寝不足や不眠症に悩む場合は、無理に眠ろうとするのではなく、リラックスして眠りを待つことが重要です。
3. 昼寝は応急措置であり、適切なタイミングと時間が重要
昼寝は基本的には不要であり、夜の睡眠が不足している場合にのみ推奨されます。昼寝をする場合は14時までにし、20分を少し超えないようにしましょう。長時間の昼寝は深い睡眠につながり、夜の眠りの質を低下させる可能性があります。
4. 寝過ぎてだるいと感じるのは睡眠不足の証拠
週末に長時間寝てしまう場合、それは逆に睡眠不足の証拠となります。過剰な睡眠は脳の時差ボケを引き起こし、月曜日のだるさや体調不良に繋がります。成人に必要な睡眠時間は平均して7時間前後であり、これを意識的に確保することが重要です。
5. 朝型・夜型は年齢によって変化する
人は年齢によって朝型や夜型が変化する傾向があります。子供は朝型である傾向があり、思春期から若年層では夜型が進みます。しかし、成人後は段々と朝型に戻る傾向があります。社会的な要因よりも生物学的な要因が影響しているため、自分の体型に合わせて生活リズムを整えることが重要です。
カルビーの取り組み:にゅ~みん
食品メーカーのカルビーは、「食と健康」領域に注力し、機能性表示食品である睡眠サポート食品『にゅ~みん』を開発・発売しています。クチナシの果実に含まれるクロセチンを使用し、睡眠の質を向上させることを目指しています。これにより、睡眠中の深さを高め、起床時の疲労感を軽減します。価格は税込850円前後で、水なしで摂取可能な機能性成分を使用しています。