越中銘菓「おわら玉天」の魅力と独自性
【おわら玉天本舗】は、富山県八尾町の越中を代表する独自の名菓「おわら玉天」を製造・販売している老舗です。おわら節と並ぶ地元の伝統を体現するこの和菓子は、明治初年に創製された秘法により作られています。全国的にも珍しいこの和菓子の特徴とお召し上がり方をご紹介します。
「おわら玉天」の特徴
独自の製法
新鮮な鶏卵に糖味を加えて撹拌し、弱乾燥後に黄味を加えて黄金色に焼き上げます。この製法により、卵の栄養分が充分に生かされているのが特徴です。製造過程では、卵白を泡立てた後に寒天と砂糖の加熱した液体を混ぜ込み、型枠に流し入れて自然冷却します。その後、24時間以上乾燥させたものに卵黄を塗り、銅板で手焼きにて仕上げます。
上品な風味
原料には新鮮な鶏卵、砂糖、寒天、粉米、清酒を使用し、ふんわりとした食感とたまごの香ばしさが特徴です。口の中で広がる甘みが上品な味わいを演出します。
お召し上がり方
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常温でそのまま美味しくお召し上がりいただけますが、テフロン加工のフライパンで弱火にて2〜3分焼くと、焼きたての風味を楽しめます。
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電子レンジでの加熱は避けてください。
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食品添加物を一切使用しておらず、風味が日々変化しますので、お早めにお召し上がりください。
地元での愛顧
おわら玉天本舗は、八尾町に類似品が5〜6品ある中で、トップメーカーとして地元で圧倒的な支持を得ています。その秘訣は、伝統に基づく確かな技術と、こだわり抜いた素材選びにあります。
おわら玉天は、富山県の伝統と文化を今に伝える貴重な和菓子です。その独自の風味と製法から生まれる味わいは、一度味わうと忘れられないものとなるでしょう。おわら玉天本舗の手掛けるこの越中銘菓を、ぜひご賞味ください。