第23回インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会の開催
12月1日、東京都渋谷区にある服部栄養専門学校で『インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会』が開催されました。
この大会は、日本即席食品工業協会が主催し、すでに23回目を迎える歴史あるイベントです。
今年は過去最多の応募総数1万1717作品が集まり、各地区の代表に選ばれた12名の小学生たちが、自分の考えたオリジナルレシピを披露しました。
その多彩なレシピの数々に、会場は活気に満ち溢れていました。
テーマは「食育」! 子どもたちの自由な発想
この大会のテーマは「食育」。
身近なインスタントラーメンを通じて、子どもたちが材料や調理法、栄養バランス、盛り付けなどを自ら考えることを促しています。
小学校4年生から6年生の子どもたちが、家族や友人と食品について話し合いながら得た知識やアイデアは、非常に貴重です。
食育に対する関心が高まる中、このコンクールは子どもたちが自分自身の考えを表現する素晴らしい機会となっています。
地元の名産品を使った斬新なレシピの数々
全国大会では、出場者たちが自分のレシピを実際に調理し、その場で味わってもらいました。
地元の名産品をふんだんに使用したメニューや、ラーメンを洋風にアレンジした独創的な料理が次々と披露され、審査員も思わず舌鼓を打ちました。
例えば、千葉県からは「千産千消ラーメン」が登場し、落花生や小松菜を使ったクリーミーな味わいが印象的でした。
特別な賞が連なる感動の表彰式
審査の結果、農林水産大臣賞に輝いたのは、千葉の小学生が考案した「千産千消ラーメン」。
さらに、文部科学大臣賞には愛知県の「ラーメンdeパエリア」が受賞し、パエリアとラーメンを組み合わせた斬新さが賞賛されました。
また、審査員特別賞やインスタントラーメンナビ賞など、数多くの特別賞も用意され、受賞者たちには賞状や副賞が贈られました。
子どもたちの活躍に、会場内は感動の涙に包まれました。
食を通じて学び、感謝の気持ちを忘れない
審査員長の沖さんは、「1万以上の作品から選ばれた皆さんのレシピはどれも素晴らしかった」と感謝の言葉を述べ、食育の重要性を強調しました。
この大会を通じて、子どもたちが家庭での食事に感謝し、料理を作る際に誰かを思い浮かべることができたら、それがまた素晴らしい発見につながるでしょう。
食を通じて新たな絆を築くことができるこの機会は、本当に貴重です。