初夏の風物詩デートと癒しの体験
心のより所、都内でのリフレッシュ
東京というコンクリートジャングルでの日々は時に心身を疲れさせます。
そんな時、最も癒されるのは遠くへの旅行ですが、なかなか難しいのが現実です。
そこで、都内に点在する癒しスポットを訪れ、リフレッシュするのが良い方法だと気付きました。
特に、この時期におすすめしたいのが「ホテル椿山荘東京」での“ほたるの夕べ”。
このイベントは、幻想的な夜空に舞うほたるたちの美しい光景を楽しむことができる、特別な体験を提供してくれます。
70周年の歴史と幼少期の思い出
この“ほたるの夕べ”はなんと70周年を迎えるとのこと。
振り返ると、幼少期にもこのイベントに参加したことがあり、当時の自然の美しさや静けさ、そしてほたるの幻想的な舞が今でも心に残っています。
その神秘的な光景は、毎年この季節が近づくと呼び起こされ、胸が高鳴ります。
まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
和モダンなディナー体験
さて、ほたるが飛び始めるのは日が沈んでから。
まずはディナーを楽しむことにしました。
選んだのは、和モダンの日本家屋が印象的な「木春堂」です。
この場所では、石焼会席のコースを味わうことができます。
それは、先づけの鱧から始まり、前菜の盛り合わせ、国産活け伊勢海老やアワビ、さらには黒毛和牛のロースまで、贅沢な食材が織りなすフルコース! どれも手が込んでいて、噛みしめるたびにその美味しさが広がります。
料理を愉しむ贅沢なひととき
メインの一つ、活け伊勢海老は直前に登場する水槽から引き上げられ、まさにライブスタイルで捌かれます。
富士山から切り出した溶岩石で焼かれた海老は、遠赤外線効果でふっくらと仕上がっており、その食感は感動的。
ここでの食事は、まるで心も体も豊かにしてくれるかのようでした。
あまりの美味しさに食べすぎてしまったかもしれませんが、胃に重さを感じることはなく、むしろ心が満たされていく感覚を味わいました。
庭園の静寂と幻想的な夜
ディナーを楽しんだ後は、庭園に包まれた静寂な時間に身を置きます。
夜空が広がる中で、ほたるたちが幻想的に舞う様子は、思わず息を呑む美しさ。
都心にいながらも、この贅沢なひとときを過ごせるのは、まさに特別な体験です。
蒸し暑い日々を乗り切るための力を、この夜の美しい光景が与えてくれるように感じました。
心も体もリフレッシュし、新たな活力をチャージしたところで、小さな旅の思い出として、また訪れたくなる場所です。